2011年5月9日月曜日

電車の中で化粧する女はなぜ嫌われるか?

電車の中で化粧を始める女がいる。

ほとんどの人に否定されるこの行為は、

なぜこうまで嫌われるのだろうか?

それは、そこにプライベート空間が

出現するからではないだろうか。

化粧というのは、非常に個人的な行為である。

そのプライベート空間が、

電車の中という公的な空間に出現するのだから

その違和感は尋常ではない。

それなのに化粧をしている本人は

そんなことに気づいてもないのだ。

電車の中の化粧は

そういうわけで嫌われるのである。

化粧をする女からすると

個人の勝手でしょ

となるわけだが、実は電車の中は

プライベートな空間ではない。

そこらへんのはき違えが

気持ち悪さや、不快感を生むわけだ。

もっともぼく個人は電車の中で

化粧する女がきらいではない。

あの化けていく様を見るのは、

まことに興味深いからである。

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