太平洋プレートと北米プレートのプレート境界域における海溝型地震である。
西北西-東南東方向に圧力軸をもつ逆断層型。
このような規模の地震は869年の貞観三陸地震(M8.3~8.6)に続いて、
1000年ぶりに発生した可能性も指摘されている。
名称については気象庁が「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名した。
なお、この地震に伴う災害をNHKは東北関東大震災、民放などは東日本大震災と主に呼称している。
2011年3月11日14時46分頃、三陸沖を震源地とするマグニチュード9.0の海溝型地震
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」が発生し、宮城県北部では震度7を記録した。
この地震に伴う大津波によって岩手県、福島県、茨城県など三陸沿岸の集落では壊滅的な被害が発生した。
死者6911名(3月18日午後9時現在)と、阪神大震災の6434人を超え戦後最悪の災害となった。
行方不明者は計1万754名。
福島第一原子力発電所では、地震ののち自動停止したものの津波により冷却能力を失い、
国際原子力事象評価尺度レベル「5」の深刻な原子力事故が発生した。
発電所の稼働率が低下したことから電力不足が発生し、東京電力と東北電力は計画停電(輪番停電)を実施している。
今回の東日本大震災は、三つの大きな地震が次々と重なって起こった。
最初の地震は3月11日午後2時46分、岩手県と宮城県の三陸沖でM8.8の大きさで発生。わずか150秒後、南の福島県沖を震源とする地震があり、続けてさらに南の茨城県沖を震源とする地震も起こった。この間だいたい6分。
三つの地震の震源域(地震が起こった地域)は南北500キロ、東西200キロとみられ、地震の大きさは合計でM9.0に及ぶ。
プレート・・・地球の表面を覆う、十数枚の厚さ100kmほどの岩盤のこと。
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