2011年5月25日水曜日

編集手帳より

今日(5月25日)の読売新聞編集手帳後半部分より

再臨海の可能性を問うた首相に斑目氏は

「ゼロではない」と答えたが、国会答弁によれば

「事実上ゼロだ」の意味で述べたという。

指し示す方向は正反対になる。

深刻な危機のさなかに、国語の読解力テストもどきの

会話が交わされていた。

危機管理そのものがデタラメだったか。

ちょうど今、ラジオから流れるプロ野球のナイター中継で、

実況アナの告げる〈ワンナウト〉が「カンナオト」と聞こえた。

いやな”もじり”である。政権のスリーアウト、ゲームセットが

いつかは知らない。


斑目委員長が国会答弁で「事実上ゼロだ」の意味で「ゼロではない」

と答えたというのは初めて知った。

それにしても、きっついなあ。今日の編集手帳。

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