今回のメルトダウンに関する東電の会見や原子力保安院の対応を見ていると、全人的な判断が求められるはずの国難の真っ直中においてさえ、技術用語や手続き論ををこねくり回す救いようのない幼児性が露呈する。
「オタク」の世界が個人の趣味のことであればむしろ結構だが、原子力は一国どころか世界の存立にも関わる巨大リスクを孕んでいる。こんな現実とかけ離れた言葉遊びをやられている間に、原子炉は空だきされメルトダウンが発生してしまったのではないかと、世界中がこの原子力村の幼児性に恐怖とフラストレーションを募らせている。
http://news.livedoor.com/article/detail/5578826/
原発と知識人、墜落した鉄腕アトムたちという題のコラムからの引用である。
原発事故当初の御用学者のいい加減さと、安心デマを皮肉るとともに
日本における原発が核武装のための隠れ蓑としてのものであると喝破している。
なるほどそうだったのかと思った。
原発事故の対応のまずさに対する責任のなすり合いにはうんざりしていたところだったので
このコラムは読んでいて今までのもやもやをすっきりさせてくれた。
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