いきものがかりという音楽グループがあるが、ぼくの小学校では高学年になると、冬にはストーブが
かりがあった。ストーブと言っても石油ストーブではない。昔なつかしの石炭ストーブだ。
ストーブがかりになると、前の日の掃除の時間には石炭が山積みになっている場所から、黒い石炭
入れに石炭をいっぱいにして教室まで運ばないといけなかった。
これが重くて大変だった。二人掛かりでフーフー言いながら二階の教室まで持って上がった。
それが、ストーブがかりの昼の仕事だった。
ストーブがかりの仕事のメインは朝だった。
ストーブがかりはみんなより少し早くこないといけなかった。
ストーブをつけて教室を温めておくためである。
職員室からもらって来た古新聞をくしゃくしゃに丸めてストーブの中に軽く突っ込む。
その上に先生がなたで細く割った木切れをおいてから新聞紙にマッチで火を付ける。
木切れが勢いよく燃え始めたら石炭を放り込むのである。
やがて石炭が真っ赤になってゴーゴーと燃え始めると、やっと石炭がかりの朝の仕事は終わるので
あった。
授業途中の火の調整などは先生がやっていたように思う。
石炭がかりの仕事はそれで終わらない。
放課後、ストーブのそうじと石炭の燃えたあとの灰を捨てに行く仕事があった。
ストーブがかりになるとけっこう大変だったことを覚えている。
今となっては懐かしい思い出ではあるけれども。
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