人間とは不思議なもので,勝手に行為に大小をつける。
大きなことをした、とか,小さなことしかできなかった,などと決めつける。
もっと不思議なことがある。人間は、自分がしなかった行為を悔いる。
しなかった行為なのに,あれは大きなことだったと本気で思う。
あれをしていれば、今が大きく変わっていたと本気で思い、悔やんだりする。
また、自分のした行為、自分のしなかった行為の大小を、自分が決定できると思い込んでいる。
その大小が真実だとさえ思っている。
自分のした小さな行為が、実はある他人にとっては大きなことかもしれない。
その反対かもしれない。
いずれにしても、過去の行為を価値づけることは無意味なことなのだ。
ニーチェ
このニーチェの言葉には多いに考えさせられた。
自分のしたことに必ず価値付けしている自分がいる。
それは無意味なことだとニーチェは言い切る。
この考え方や見方は、ぼくを勇気付ける。
ただ淡々と生きていけばいい。
自分の思うように生きていけばいい。
人の目を気にしなくてもいいよと
肩を押してくれたような気がする。
人の目の中て最大のものは自分の目なのだから。
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