コーヒーの起源にはいくつもの伝説があり、最も有名なのが『カルディ(en:Kaldi)伝説』である。
Wikipediaより http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
9世紀のエチオピアで、ヤギ飼いの少年カルディが、ヤギが興奮して飛び跳ねることに気づいて修道僧に相談したところ、山腹の木に実る赤い実が原因と判り、その後修道院の夜業で眠気覚ましに利用されるようになった。
この話の原典とされるのは、レバノンの言語学者ファウスト・ナイロニ(Faustus Nairon)の著書『コーヒー論:その特質と効用』(1671年)に登場する「眠りを知らない修道院」のエピソードだが、実際には時代も場所も判らないオリエントの伝承として記されていた。この話がヨーロッパで紹介されると、コーヒーの流行に合わせて装飾が進み、舞台は原産地エチオピアに設定され、ヤギ飼いの少年にはKaldiというアラブ風の名が与えられた。
13世紀のモカで、イスラム神秘主義修道者のシェーク・オマル(Sheikh Umar)が、不祥事(王女に恋心を抱いた疑い)で街を追放されていた時に山中で鳥に導かれて赤い実を見つけ、許されて戻った後にその効用を広めた。
原典は、アブダブル・カディールの著書『コーヒーの合理性の擁護』(1587年)写本で、千夜一夜物語をヨーロッパに紹介したアントワーヌ・ガラン(Antoine Galland)の著書『コーヒーの起源と伝播』(1699年)によってヨーロッパに紹介された。日本で流行したコーヒールンバの歌詞は、この伝説に着想を得ている。
15世紀のアデンで、イスラム律法学者のシェーク・ゲマレディン(Sheik Gemaleddin)が体調を崩した時、以前エチオピアを旅したときに知ったコーヒーの効用を確かめ、その後、眠気覚ましとして修道者たちに勧めた。さらに学者や職人、夜に旅する商人へと広まっていった。
信憑性が高い話とされ、ウィリアム・H・ユーカーズ(William H.Ukers) の著書『オール・アバウト・コーヒー』(1935年)でも取り上げられている
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