2011年2月23日水曜日

告白の読後感

告白は映画にもなり、よく売れた。すぐに文庫化もされたし成功した本と言えるだろう。

しかし、怖い本だ。最初から最後まで読者を離さない。ページをめくるのを止めることができない文章力には舌を巻く。構成力もたいしたものだ。結末は安易だと思ったが見事な作品だと思う。恐ろしい話にもかかわらずその文章には清潔感があるのが不思議だったし、好感を持った。

息子が買ってきて「まあ読んでみ」というから読んだ本だがはっきり言ってぼくは好きではない。同じ作者の本はもう読まないだろう。しかし、たいした本であることは間違いないし、これからもこの作者が生み出す物語はたくさんの読者を獲得することだろう。

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