「フランスの山岳地帯にただ一人とどまり、
荒れはてた地を緑の森によみがえらせた
エルゼアール・ブフィエの半生」
本の帯にはこんなコピーがある。
一人の若い旅人が、荒れ地の中で孤独な羊飼いの男と出合った。
夜になると羊飼いの男は念入りにどんぐりをより分けている。
彼は次の日用意したどんぐりを一つ一つ不毛の大地に埋め込んでいった。
彼の話では、この荒地に3年前からすでに10万個の種を植え続けているという。
それから5年後、若い旅人は戦争から帰り、かつての荒地に男を訪ねた・・・。
深い色使いと静かな語り口で感動を生む絵本。
小学校高学年くらいから大人までおすすめの絵本である。
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