2011年4月15日金曜日

「雨ニモマケズ」 宮沢賢治

「雨ニモマケズ」 宮沢賢治



雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラツテヰル

一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジヨウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ陰ノ

小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ

東ニ病気ノコドモアレバ

行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ

行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクワヤソシヨウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒデリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボウトヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ


今日本に求められているのは

この宮沢賢治の詩のような心ではないだろうか。

報道では、助け合いや、根気のいる作業を黙々と続ける

人々の姿が伝えられている。

その反面、略奪や自分勝手な行為も見られるという。

日本の美しい心を今こそ示すときだ。

だれのためでもなく日本人自身のために。

0 件のコメント:

コメントを投稿