彼の作品に一番最初に出会ったのは小学校の図書室にあった
点子ちゃんとアントン。それから動物会議やふたりのロッテ
エーミールと探偵たちはわくわくして読んだ。
もう少し大きくなって飛ぶ教室を読んだ。
どの作品もこどもの心をつかんで離さないものだった。
ケストナーはナチスに抵抗し続けた作家としても有名である。
飛ぶ教室は、ドイツのキルヒベルクにある、ヨハン・ジギスムント高等中学
(ギムナジウム)を舞台に、クリスマスシーズンの学校で起こる大小の事件を、
寄宿舎に住まう生徒たちが知恵と勇気をもって、解決していく物語だが、
それぞれの少年たちの潔癖さ、弱さや勇気をしっかり描いているし、
それを温かく見守る大人の姿も印象的である。
0 件のコメント:
コメントを投稿