相手を納得させる話し方の7つの秘密 ~『なぜあの人の話に納得してしまうのか』中谷彰宏 著 より抜粋
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1. 「伝える」数と「伝わる」数は反比例
伝えよう、伝えよう、と思うと、あれも、これもと欲張りがち。
しかし、注意が必要です。
多くのことを話すと、結局どれも印象に残らないなんてことになりがちです。
また、1つのことでも詳しく説明しすぎると、逆に伝わらないのです。
話す内容を捨てれば捨てるほど、説得力が増すことを覚えておきましょう。
2. 発言をしない人は「無能」と思われる
会議などでは、とにかく発言をすることが大事です。
何も発言しなければ、いないのと同じです。
新たな意見などを思いつかなくても、他人の意見を
「◯◯ということですよね?」
などと別の表現に変えて言い直すなどすると良いでしょう。
3. 「簡単である」と前置きする
「カンタンな話です、…」
「これから話すことをするだけで…」
こんな前置きがあると、その気になったり、話を聞こうという気になります。
逆に、
「ややこしい話ですが…」
「ちょっと難しい話ですが…」
などと言われると、構えてしまいますね。
ただ、「面白い話があるんだけど…」は個人的には避けたほうが良い気が。
期待が高まりすぎてガッカリすることが多いからですw
4. アイデアは「今」思いついたことにして話す
「前から思ってたんだけど…」
などと、エラそうに、カッコつけたくなるものですが、「今思いついた」ことにしたほうが良い場合があります。
良いアイデアが生まれた瞬間に自分が立ちあったことで、なんとなく得した気分になるのです。
また、そのアイデアが生まれる過程に自分が関わったと思えば、そのアイデアに愛着がわきます。
同じアイデアでも、「今」生まれたものには、より納得したくなるのです。
5. 「でも…」で返すと「でも…」が返ってくる
相手の話に納得できない、ということはよくあるでしょう。
しかし、相手の話に対して「でも…」と反論すると、結局相手もそれにまた「でも…」で反論したくなります。
表面的にも、気持ち的にも、相手の話に一旦「なるほど」と納得することが大切です。
そのうえで、自分の意見も話せば、相手も納得してくれるのです。
6. 論理やデータよりも「自信」
自信なさげな医者 (細かい医学的説明もできるが「◯◯のはず」「たぶん◯◯」などとあいまい)
自信満々のニセ医者 (医学的知識はないが見た目自信満々、「こうです!」と言い切る)
この二人に出会ったら、おそらく2の自信満々のニセ医者を信用してしまうのではないでしょうか。
さも自信あり気に語り、そのように振る舞ってこられると、妙に納得してしまうものです。
プレゼンや会議などの場面でも、自信を持って話しましょう。
論理やデータも大事ですが、表情や態度はもちろん、語尾を言い切るなど自信がみなぎっていると説得力が増します。
その「熱」に心を動かされるのです。
7. 一番いいセリフは聞き手にゆずる
人間、ついつい自分の手柄を増やしたくなりますが、その話の一番のポイントや、最高のアイデアなど、一番いいセリフは相手にゆずりましょう。
押し付けられるより、自分の中から出てきたと感じれば、相手は納得できるのです。
つまり、「こうだ!」と説くよりも、気づかせる、ということですね。
これを続ければ、
「あの人と話すといつも良いアイデアが浮かぶ」
と思ってもらえます。
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