2011年4月24日日曜日

原発賛成が半数切る

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110421/k10015473341000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、スイスの調査会社が、世界47の国と地域で原子力発電の是非について聞いたところ、賛成する人の割合が49%と全体の半数を下回ったことが明らかになりました。
これは、スイスに本社を置く民間の調査会社、WIN・ギャラップインターナショナルが、先月から今月にかけて、世界47の国と地域を対象に電話や対面などの形で実施し、3万4000人余りから回答があったとしています。それによりますと、福島第一原子力発電所の事故が起きる前に原発についてどう思っていたかという質問には、賛成57%、反対32%でしたが、現在はどうかという質問には、賛成が8ポイント減って49%、反対が11ポイント増えて43%となり、事故がきっかけとなって、原発に賛成する人の割合が過半数を割りこみ、反対との差も大きく縮まる結果が出たということです。国別でみると、原発のあるカナダやオランダ、ルーマニアで賛否の割合が逆転して、反対が賛成を上回りました。また中国やロシアでは、逆転はないものの、賛成が10ポイント以上減り、原発大国のアメリカ、フランスでも賛成の割合が減る結果となりました。これについて、調査会社は専門家のコメントを引用し、「世論の変化は近い将来、国際的な燃料価格だけでなく、再生可能エネルギーの市場に影響を与えるだろう」としています。


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