イギリス風の身なりで猟銃を構えた2人の青年紳士が山奥に狩猟にやってきたが、
獲物を一つも得られないでいた。やがて山の空気はおどろおどろしさを増し、
山の案内人が途中で姿を消し、連れていた猟犬が2匹とも恐ろしさに泡を吹いて死んでしまった。
途方に暮れたとき、2人は西洋風の一軒家を発見する。
そこには「西洋料理店 山猫軒」と記されていた。
2人はほっとして店内へと入っていく。
入ってみると、「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはごしょうちください。」
という注意書きがあるのに気付く。これを2人は「はやっている料理店で、
注文が多いために支度が手間取る」というふうに思い、扉を開けると、
そこには「髪をとかして、履き物の泥を落とすこと」という注意書きがあるだけだった。
以後、扉を開けるごとに2人の前には注意書きが現れる。
中には「金属製のものを全て外すこと」といった少し首をかしげる注意書きもあったが、
「料理の中に電気を使用するものがあって危ないからだ」というように、
2人はことごとく好意的に解釈して注意書きに従い、次々と扉を開けていく。
そして最後の扉を開けたときに2人がみたものは・・・。
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