2011年4月12日火曜日

ひさかたの光のどけき

ひさかたの 光のどけき 春の日に
          静心(しづごころ)なく 花の散るらむ

作者の紀友則(きのとものり)は、「土佐日記」の作者で百人一首にも歌がある
紀貫之(きのつらゆき)のいとこだそうだ。

柔らかな春の日差しの中を、桜の花びらが散っていく。

こんなにのどかな春の一日なのに、桜の花びらはどうしてこんなに

あわただしく散っていくのか、落ち着く心はないのだろうか。


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