2011年4月17日日曜日

手袋を買いに

雪のせいで手が冷たくなってしまった子ギツネのために

手袋を買いに子どものキツネを町に行かせる話。

母さん狐は人間が怖くて町に行けないので

子供のキツネの手を片方人間の手に変えて手袋を買いに行かせる。

人間の手の方を出すんだよとよくよく言って。

でも、子ギツネはまちがえてキツネの手の方を出してしまう。

それでもお店の人は手袋を子ギツネにやって山に帰す。

母さん狐は昔人間に追いかけられた経験と照らし合わせて、

人間て本当にいいものかしらとつぶやくという話。

子ギツネの無邪気さがとてもかわいいし、

人間の暖かさを信じたいという新美南吉の心を感じるいい話だ。


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