雪のせいで手が冷たくなってしまった子ギツネのために
手袋を買いに子どものキツネを町に行かせる話。
母さん狐は人間が怖くて町に行けないので
子供のキツネの手を片方人間の手に変えて手袋を買いに行かせる。
人間の手の方を出すんだよとよくよく言って。
でも、子ギツネはまちがえてキツネの手の方を出してしまう。
それでもお店の人は手袋を子ギツネにやって山に帰す。
母さん狐は昔人間に追いかけられた経験と照らし合わせて、
人間て本当にいいものかしらとつぶやくという話。
子ギツネの無邪気さがとてもかわいいし、
人間の暖かさを信じたいという新美南吉の心を感じるいい話だ。
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