【洪湖(中国湖北省)=角谷志保美】中国の長江中下流域が、60年ぶりとも言われる深刻な干ばつに見舞われている。
三峡ダム(湖北省)は5月下旬から大量の放水を続けているが焼け石に水で、湖や河川の水が各地で激減し、漁業、農業、水運などへの影響が拡大している。
中国で7番目に大きい淡水湖・洪湖(湖北省)を3日に訪れると、水は所々に細い流れとなって残るだけで、茶色い湖底がどこまでもあらわになっていた。
「魚みたいに、生活のすべてを湖に頼ってきた。これからどうやって暮らしていけばいいのか」。洪湖に浮かぶ居住用の船で生まれ育った漁民の徐保同さん(30)が嘆いた。
日本の琵琶湖の半分ほどの面積約350平方キロ・メートルの洪湖は、澄んだ水をたたえ、漁民2500世帯1万5000人が船上生活をしていた。しかし、今年は増水期に入る4月になっても雨が降らず、湖水は日に日に減少。今では約1割の地域に平均約20センチの水を残すばかりとなった。
徐さんらは湖の魚やカニ養殖で生計を立てるが、その大部分が死滅。飲み水を含む生活用水もすべて湖水に頼ってきたため、多くの漁民が5月19日までに市の福祉施設に避難した。
(2011年6月3日18時31分 読売新聞)
すごく気の毒なことになっている。
生活の場である湖の水がなくなるなんて。
いろいろなところで異常気象が起きている感じだ。
アメリカの竜巻の被害もそうだし。
もちろん日本の大震災もそうだ。
今、地球の何かが変わり始めているのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿