2011年6月6日月曜日

脱原発

【パリ共同】5日付フランス週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュが公表した世論調査によると、同国の回答者の計77%が、原発を即時もしくは段階的に廃止すべきだと考えていることが明らかになった。電力需要の8割近くを原発が担うフランスで、これほど脱原発の機運が高まったのは異例。脱原発団体のスポークスマンは「世論は、福島第1原発事故を受けて明らかに原発の重大なリスクを意識している」と述べた。



77%という数字はかなりのものだと思う。

フランスはヨーロッパの中でも一番原発の多い国なのに

この結果はやはり日本の福島原発の影響が大きいのではないか。

脱原発の気運は盛り上がっている。

しかし、当の日本では心許ない気もする。

もう原発は嫌だ、もう絶対嫌だという国民の声が聞こえてくるようにならないと

原発はなくなっていかないのではないか。

「原発のウソ」のような本がこれからたくさん出てくるといいなと思う。

昨日一気に読んだが、大変示唆に富んだ本だった。

第一章 福島第一原発はこれからどうなるのか

第二章 「放射能」とはどういうものか

第三章 放射能汚染から身を守るためには

第四章 原発の"常識"は非常識

第五章 原子力は「未来のエネルギー」か?

第六章 地震列島・日本に原発を建ててはいけない

第七章 原子力に未来はない

3.11事故後、初の書き下ろし 不屈の研究者が警告する原発の恐怖

といっても単に恐怖をあおり立てるような文章はどこにもない。

あくまでもデーターに基づいた冷静な文章であった。

それだけに原発の恐ろしさは身にしみた。

福島第一原発の収束はニュースが減っただけで終わったわけではないこと。

最悪のシナリオもあり得ること。

ぼくがあおってどうするんだ。→自分

でもそう書いてあった。納得できる書き方だった。

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