2011年6月8日水曜日

集団疎開

福島県内では、学校や家庭で放射線を避ける生活を続ける子供たちの心身に、不調が見え始めている。体調を崩したり、外で遊べないストレスが募って保健室を訪れる児童も目立つ。

 福島市立渡利小学校では、発熱などで早退する子が増えている。以前は1日に1人程度だったが5月半ばからは、ほぼ連日数人になり、今月6日は8人に。高橋友憲校長は「子供のストレスが高まっているのだろうか」と心配する。

 郡山市立芳賀小学校で養護教諭を務める柴田廷子さんは「軽い打撲や擦り傷で保健室に来る生徒が増えた」。校庭の使用時間が制限され、校舎内で走り回ってけがをする子も多い。生徒同士の小競り合いなどトラブルも増えていると話す。

 同市の小児科医、菊池信太郎さんによると、放射線によるストレスはリスクを理解できる高学年に表れやすい。教諭らは児童から「将来、出身地を隠したほうがいいの?」「県外に行ったらいじめられそう」といった相談を受けるという。

 放射線による直接的な健康被害の程度はまだ不明だが、86年に起きたチェルノブイリ原発事故では、ストレスによる健康被害も報告されている。県精神保健福祉センターの畑哲信所長は「親の不安が子に伝わるとストレスになる。生活の制限による影響と放射線の健康リスクとのバランスを考えた生活を」と呼びかける。【渡辺諒、矢追健介】
毎日新聞 2011年6月8日 21時14分

福島の子どもたちは集団疎開をした方がいい。

学校単位で、集団で他県へ移り住む。

それしかないのではないか。

でも学校単位となると受け入れる場所が問題となるな。

うーん 難しい。

しかし、政府は、教育委員会は真剣に考慮すべき時にきている。

放射能の問題も、子どもたちのストレスの問題も

もうこれ以上放っておくことはできない。

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