2011年4月1日金曜日

エーリッヒ・ケストナー

ぼくはケストナーが大好きだった。

彼の作品に一番最初に出会ったのは小学校の図書室にあった

点子ちゃんとアントン。それから動物会議やふたりのロッテ

エーミールと探偵たちはわくわくして読んだ。

もう少し大きくなって飛ぶ教室を読んだ。

どの作品もこどもの心をつかんで離さないものだった。

ケストナーはナチスに抵抗し続けた作家としても有名である。

飛ぶ教室は、ドイツのキルヒベルクにある、ヨハン・ジギスムント高等中学

(ギムナジウム)を舞台に、クリスマスシーズンの学校で起こる大小の事件を、

寄宿舎に住まう生徒たちが知恵と勇気をもって、解決していく物語だが、

それぞれの少年たちの潔癖さ、弱さや勇気をしっかり描いているし、

それを温かく見守る大人の姿も印象的である。

飛ぶ教室 (岩波少年文庫)
エーリヒ ケストナー
岩波書店
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