2011年6月8日水曜日

小佐古教授が泣きながら訴えた国家犯罪の核心

政府が、何を隠そうとしたのかその真実の一部が明らかになりつつある。
資料1は、3月15日に爆発した2号機のSPEEDIによる拡散予測図の爆発直後のものである。
2号機から放出されたと見られる膨大な放射性物質は、その後風向きを北西方向に変え、現在の飯舘村方向に広域汚染をもたらした。
最大の問題は、右図の新聞切抜きの赤線部分記事をお読み頂きたい。



そこでは、原子力安全委員会が3月15日のSPEEDIの拡散予測値を知りながら、直ちにこの情報が公開されることは無かったとされている。

資料2=WSPEEDI幼児甲状腺等価線量予測値3月15日版
(i-131 infant organ dose 2011-03-15_15h)





その後わずか2点の拡散予測図が3月23日(8日後=i-131半減期8.04日)に公開されたがその他の予測値が公開されたのは事故から2ヶ月以上経過した5月3日の連休中であった。
しかしそこには伏せられた根拠と見られる重要な予測情報が含まれていた。
資料2は、4月中旬にNHK「朝イチ」の報道をキャプチャされたものとのことで画面に一瞬表示されたらしい。
テロップには、3月「16日に計算されていた」と流れている。
つまりこのSPEEDIの拡散予測値は、2号機の爆発が起きた翌日に既に政府では既知のことであったことが窺える。

資料3=資料2に地図を重ね合わせたもの














つまり遅くとも3月15日分から政府はWSPEEDIデータをリアルタイムで持っていて、それを隠していたと云うことである。
小佐古教授が辞任した際にもこの幼児甲状腺等価線量予測値を公開しなかったことを泣きながら糾弾している。
政府は、関東全域にわたり、2号機から放出された放射性物質が降下することを「パニックが起きる(福山官房副長官)」として隠蔽したのである。
今頃になり、神奈川の足柄で茶葉が出荷停止になったり、都内の各所で高いセシウム値が検出され始めている。
小紙は、政府が依然として20ミリ基準を緩めたくない事実を隠しているものと強く懸念している。

なお甲状腺に集まるヨウ素は半減期が短く、最早、今頃公開されても意味が無い。
このことを小佐古教授は泣きながら訴えようとし、そして、その後守秘義務を言明されたものと見ている。
もしこの推定が事実なら、政府は万死に値する。
内閣を刷新し、真実を国民に公開すべきである。
皆さんのご意見並びにご感想をお待ちする。





ほんとに万死に値する。


百万回死んでもよし。

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