福島第一原発事故で、文部科学省が設けた校庭の利用基準(年間被曝〈ひばく〉量20ミリシーベルト)の見直しを求めて、国内の環境NGOなどが2日、菅直人首相らあてに緊急声明と約5万3千人分の署名を提出した。
声明はグリーン・アクション、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室などが共同で作成した。「年間20ミリシーベルトはドイツの原発労働者に適用される最大線量に相当する」などとして、数値を見直すよう求めている。
福島県内の学校の保護者らでつくる「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」も基準の見直しを求める要請書を提出。都内で同日開かれた文科省の担当者らとの交渉では、福島県内で採取した校庭の土をポリ袋に入れて示し、子どもへの被曝量を年1ミリシーベルト以下に抑えることや、校庭や校舎の除染を進めることなどを訴えた。
危機感が強いのは当然だ。
20ミリシーベルトという基準も相当いいかげんに決められたみたいだし。
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