2011年4月8日金曜日

この際やめてしまう

何十年続いているからというだけの理由で、年々歳々、ほとんどすべての関係者をうんざりさせながら強引に開催され続けている退嬰的な祭りが、日本全国の少なからぬ町で今年もまた予算を食いつぶしている。それらの祭りが、この度の震災を理由に、前例踏襲の呪縛から解放される機会を得たのだとすれば、それはそれで意義のあることだ。

 この機会に、レコード大賞みたいな形骸化した賞やベストジーニストみたいなゾンビ企画は、いっそ廃止に持って行くべきだ。その他、無意味な会議や、不必要な審議会や、七面倒臭い社内行事は、根こそぎ棚上げにすると良い。この度の震災を、多少とも前向きにとらえ直すためには、その方向しかない。つまり何かをはじめるよりも、何かをやめるきっかけにするのだ。

旧に復するという意味での復興は、ただでさえ困難な道筋になる。のみならず、震災以前そのままの日本に戻ることは、たとえそれが可能であるのだとしても、あまりにも空しい。私は賛成できない。

この「風評」の半減期はどのくらい?小田嶋 隆より抜粋

そういうことって多々あるだろうな。

ほんとに新しい日本を創っていく

つもりで構えた方がことがうまく進むはず。

旧弊を断つってやつ。

3.11はそのきっかけになる予感がする。



テレビ番組とその出演者、制作サイド、局を批判した本でオダジマ氏特有の

軽妙な視点がおもしろい、おすすめ。

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