2011年4月9日土曜日

赤い靴

アンデルセン童話の中で一番美しい物語。

みなしごのカレンは引き取ってくれたおばあさまの

言いつけを守らず、教会に赤い靴をはいてでかける。

赤い靴はカレンを乗せたまま、どこまでも、どこまでも

踊り続ける。

野原を越え、山を越え、

そして首切り役人のところまで行ったところで

踊り疲れたカレンは足首を切って欲しいと頼むのだ。

切られた足首から先の赤い靴はどこまでも踊り続けていってしまう。

カレンはそれから敬虔な娘に変わって

教会に身を寄せ、神の御許で祈るようになった。

最後にカレンが天に召されるときの描写がとても美しい。

アンデルセンは何でこんな美しい話を書けたのだろう。


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