2011年5月12日木曜日

デマにすぎない

音楽家の坂本龍一さんが、ツイッターで「被ばくした小学生が病院で死亡した」というデマをRT(リツイート)し、ネット上で非難された。以前、「(呟きの)内容は自分で判断してください」と投稿していたこともあり、「無責任だ」という声が挙がっている。

坂本さんは、2009年からツイッターを始め、2011年5月11日現在、約16万人にフォローされている。

情報ソースは環境保護団体のメーリングリスト
東日本大震災後は反原発の立場から積極的に原発に関する呟きを頻繁に投稿していたが、5月5日、「本当なら由々しき事態」として、「福島から避難した静岡の病院で小学5年生が亡くなりました」というブログ記事へのリンクを投稿した。

「脱原発の日々」という名前のブログで、福島県の小学校5年生の子どもが、福島第1原発の水素爆発で被爆し、「鼻出血など放射線障害の急性期症状」で静岡県の病院で死亡したという内容だった。情報ソースは環境保護団体のメーリングリストだという。

その後、その日のうちにブログ記事は削除された。削除理由について、ブログ主は親族のプライバシー保護などのためと説明した。

もちろん、5月11日現在、放射線被ばくが原因で子どもが死亡したという報道はなく、デマだった。しかし坂本さんのフォロワーは「本当なの?」と冷静な人もいたものの、「いたたまれないです」と真に受けてしまった人も多かった。

「有名人なら安易に拡散するべきでない」
坂本さんはその後も「デマであることを望む」「子供は亡くなっていないというですから、そうであることを望むという意味です」と投稿。ただ、フォロワーから「医学的にありえない」と指摘されても「自然界にあり得ないことはないと思うけどね。福島原発だって『絶対』安全だって言われてきたでしょう。放射能の表れ方は確率的だそうですし」と呟いていた。

「本当なら」と前置きしていたものの、結果的に坂本さんがデマ情報を広めてしまったことになり、ネットでは「素人目にも99%デマですよ」「本当に無責任。有名人なら安易に拡散するべきでない」といった非難の声が挙がった

「なんでRTした先の内容まで責任をもつ必要があるんですか?」
坂本さんは4月中旬に、「東電株を反原発派のみんなで買えば反原発の議案を提出して議決権を使うことができる」といった趣旨の呟きを、何の説明もつけずにRT。「本気にして買った人がいたらどうするんですか」といった反応が寄せられたが、「俺はRTしただけ」「なんでRTした先の内容まで責任をもつ必要があるんですか?」「内容は自分で判断してください」と反論していた。

ITジャーナリストの井上トシユキさんは、

「震災後、著名人がブログやツイッターにあることないこと書いて、はしゃぎすぎている印象があります。確かに、著名人だから真偽を見極められるとは限りませんが、誤った情報を信じちゃう人も多いんですから、影響力大きい人が本当かどうかわからない内容を投稿するのは控えるべき。特に坂本龍一クラスだと政治家や大学関係者にも知り合いがいるでしょうから、呟く前に周りに聞けばいいんです。『自分で判断』というのは開き直りですよ。『RTしただけ』というのも、その内容について、いいとも悪いとも思ってないなら何のためにRTするのか。それなら最初からRTしなきゃいい。やはり、普通の人が投稿して無視される内容でも、影響力のある人だと広がっちゃうんですから、気をつけて呟くべきです」
と話している。

[ 2011年5月11日20時4分 ]

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_twitter_so__20110512_3/story/20110511jcast2011295295/

ぼくも同じデマをブログに流したから

坂本龍一と同罪だ。

もっとも坂本龍一のような影響力はないけれど。

しかし、デマを流す人の気持ちがわからない。


ネットの真偽は本当に慎重に見極めなければいけない事が

今回の事でわかった。

反省、反省。

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